2.スクリーニングで選ばれたものから、さらに厳選
2つのパラメータにより抽出された銘柄はまだまだ多かったので、それら一つ一つを見ながら、さらに絞ってみることにしました。
絞るのに使った指標等は
(1)気配値
(2) チャート
(3) 四季報
(4) 業務
です。
(1)気配値
気配値の表から「売気配株数」と「買気配株数」のバランスを見ています。売気配株数が買気配株数よりもかなり少ないものは伸びにくいと判断して却下しています(あくまでも私の雑感です)。
ゆえに、「売気配株数」の方が多いものを1つの判断基準にしています。
(2)チャート
「チャート」については「20年」もしくは「30年」という長いスパンのチャートを表示させ、上場からどのように推移しているかを観察します。明らかに下降を続けているものについては却下します。また、上昇した後下降しているものでも、その価格帯でボックスになっているものについては、下降しながらのボックスであれば却下、上昇しながらのボックスであれば採用と考えています。ボックス幅が大きく、今の局面がボックスの下の方の領域であれば採用というように考えています。
また、短期間での急上昇ののち急下降があった場合は、その後のチャートの流れがなだらかな上昇であれば採用というように考えています。
さらに、2020年度~2022年度にかけての動きは、新型コロナ感染拡大という過去に例のない世界経済の鈍化のため、この年度の動きについては重要視しないように考えています。
(3)四季報
「四季報」からは、その会社の「特色」「増勢」「需要対応」などを読み、過去から現在、未来に向けての会社の動きを読み取っています。各企業のホームページを見ると情報量が多くなりすぎてしまうので、ここでまとめられた情報から未来志向が伺えるものを厳選します。
(4)業績
業績の指標からは、
・「財務分析」
「キャッシュフロー推移」を見て、「営業CFが+、投資CFが-、財務CFが-」
を基本として、年度によるそれらの推移を観察します。投資をしつつ、営業CFも伸びているもの。財務CFについては借入があったとしても、営業CFが伸びていれば基本的には問題なし、などの判断から選択します。
・「株価指数」
「予想PER推移」を見て、株価とPER値がどのように変化しているかを見ます。
予想1株当たりの利益=株価÷予想PER
で計算できることから、グラフから読み取れる過去から現在までの「予想1株当たりの利益」をいくつかピックアップして計算し、利益がどのように推移しているかを見ます。
コメント